はじめまして、Kです。
30代専業主婦、二児の母です。ここでは、私の生い立ちについて綴っていきます。
幼少期
九州北部生まれ。3歳でパーマをかけてる今の私からはとても想像できない程イケイケな女子でした。家庭の事情で小学校は2回転校。中学校は卒業した小学校とは全く違う校区の中学校に通いました。だからか地元にホントに詳しくないです・・・
学生時代
中学はとにかく音楽が大好きで吹奏楽部で部活に明け暮れていました。高校でも音楽をするつもりでしたが受験で挫折。泣く泣く吹奏楽部のない近くの普通高校に進学。吹奏楽部がないので友人に誘われ仕方なく弓道部に入部。高校総体県優勝とそれはそれで充実した学生生活でしたが、やはり音楽が忘れられず関西の音楽専門学校を志望するも親に反対されかなわず。それが原因で反抗し、進学校進学クラスだったにも関わらず受験勉強をせず、進学先がないという窮地に立たされます。この時期にもっと自分のことを大事にしていればよかったと今でも強く後悔しております。もちろん就職もできないので慌てて隣県のほぼ受験が面接だけのような音楽専門学校に入学することになります。いきなり決まったので気持ちの準備ができず、やりたいことが見つからず、それでも大好きな音楽ができることがうれしく貴重な経験をたくさんしました。ここで、今の主人と出会います。
社会人になって
結婚
専門学校卒業後、アパレルショップで働きしばらくは音楽もほんの少ししてはいましたが、仕事や生活に追われ音楽はフェードアウト・・・主人とのお付き合いは続き、25歳の時に交際7年の月日を得て結婚しました。仕事は子育てしながら続けられる環境が整っていなかったことと、そもそも人間関係がうまくいっていなかったこともあり、結婚1か月後に退職しました。仕事自体は大好きで退職後10年経った今でも、もう一度やりたい仕事だなと思います。
妊娠、出産
結婚2年目で第一子を授かり、近くに親、家族がいない中で初めての子育てに奮闘。今思うと長男には申し訳ないくらい余裕がありませんでした。この頃から本当にこの土地に腰を据えて生きていくのか?ということを夫婦で話すようになります。長男の入園入学の事を考えるとできれば転校はしなくていいように。2人目は?このままずっとアパート住まい?ワンオペ育児真っ只中の私には先のことが想像できず、不安でしょうがなかったです。だからといって幼少期転校を繰り返したので友達が少なく地元の帰りたいと思うわけでもありませんでした。
決断
夫はずっと「自分で家を建てたい」と言っていました。それには私は幼少期いろんな所を転々としていたからか「マンションやアパートで十分じゃない?家に飽きたら引っ越せばいいし」と後ろ向きな感じで・・・しかし夫の気持ちは変わらず、私の地元に帰ろうと言い出します。私は地元といってもずっと暮らしてきたわけではないので反対していましたが、夫実家は義兄が継いでいましたが当時私の実家は私も一人いる兄もそばにいなかったので私の地元にと思ってくれたようです。それでも、なかなか首を縦に振らない私に埒が明かないと思ったのかある日仕事から帰ってくると、「今年度いっぱいで仕事辞めるっ言ってきた」というのです。これが田舎生活のはじまりです。
Uターン
急に、退職宣言をしてきた夫。すでに子どももいましたし、転職先にあてがあるわけではなかったのでとても不安でした。夫は懸命に転職先を探し、私は新居探しで忙しい毎日を送りました。あっという間に引っ越し日を迎え、家族3人新生活の始まりです。実家に頼りながら、パートに出て見たり、次男を授かったりしながら気づけば5年。
都会暮らしと田舎暮らし
Uターンしてあっという間に5年。大きな違いは私の心のゆとり、余裕でしょうか。都会暮らしも楽しかったですが、知り合いがおらず、一日のうちしゃべったのは夫だけ・・・なんていう日も珍しくなかったです。小さい子を連れてのお出かけはとてもハードで、一日のルーティンが崩れるのが嫌で、おでかけができず息が詰まるような毎日でした。働きに出れば生活に張り合いが出るかも?と考えるも待機児童問題は深刻でとても求職を理由に預けられる状態ではなかったです。
しかし、Uターンしてからは実家に頼ったり友達と会ったり、子どもの預け先も見つかりパートの出ることも出来ました。好きではなかった田舎の風景もいつの間にか悪くないかも?と思うようになり、今では長男が田植え時期の田園風景を見て「きれいだね」と毎年、眺めるようになりました。子育てにおいて田舎暮らしは理想です。近所のおばちゃんが子どもに声をかけてくれる。たったそれだけの事が、とても嬉しく、ありがたく感じます。
これから目指すこと
Uターンして早5年。2歳になったばかりだった長男は小学校2年生になり、地元で生まれた次男は3歳になりたくさんのお友達に囲まれ毎日楽しく過ごしています。私は子どものおかげで知り合いが増え、人との関りが増えました。夫は無事転職し、趣味を見つけ私よりも知り合いが増えました。これから子どもが巣立つ日まで、この土地でのびのびと、ゆったりと家族の時間を一番に大事にしていきたいと思います。そして、「一軒家を持つ」と言う夫の一番の目標を叶え、いつか出ていく子どもたちが疲れた時にいつでも帰って来れる場所を夫とふたりで守っていきたいと思います。